参考症例
Cases緊密な根管充填の重要性 歯茎が膿まないように
2018.02.16(金)
医療従事者向けの投稿のなります。
前歯の補綴のため、再根管治療のご紹介をいただきました。
成人の方でしたが根管は広く、問診でも9歳頃に外傷の既往がありました。
様々な理由がありますが、根管充填材の先には死腔らしき部分が確認されます。
治療時の写真になります。
ガッタパーチャを除去していきました。
除去した根管内のガッタパーチャの先端部分になります。
ガッタパーチャはキレイではない状態でした。
ガッタパーチャの大半を除去した根尖部の状態になります。細かい残りをその後除去しています。
根管内に入った細菌は様々な分野からもすべて除去できないことは立証されています。
細菌を根管治療で限りなく減らし、病気を治癒させる方向に仕向ける。
根管充填は残った細菌が繁殖するスペースを与えないように根管を密に封鎖する最後の大切なステップです。
長期的に歯自体に問題が生じないようにお手伝いできれば幸いです。