参考症例
Cases膿が大きいので抜歯 本当にそうでしょうか
2018.04.20(金)
医療従事者向けの投稿になります。
根尖性歯周炎で根尖部透過像が大きく、抜歯の提案を受けたという患者さんが来院されます。
症状も強く、即時にその解決を考えた場合には、病気の解決策として抜歯という選択肢もお話に上がるかもしれません。
大きな根尖透過像は治療後レントゲンでその消失が確認されるまでも時間はかかりますが、決して透過像の大きさによって治る治らないの判断基準になることはありません。
歯科医師から見て、根尖部のレントゲン透過像が大きいと判断される場合でも、適切な根管治療によって大切な患者さんの歯の保存が可能になる場合が多くあります。
「根尖性歯周炎」という病気を抜歯という手段で治療する前に、いま一度歯の保存をご検討いただければ幸いです。
当院は歯科医院からの歯内療法分野の紹介をお受けしております。