参考症例
Cases歯根破折 根管治療中止の判断基準
2018.03.08(木)
医療従事者向けの投稿になります。
治療を始めてから既存の破折線を確認することがあります。
当院では患者さんにその説明を事前にしております。確認された場合 治療を中断し、患者さんにに現状のご説明を行います。破折を生じている場合その歯の寿命に非常に大きく関わるためです。
その後、ご紹介元のクリニックにて患者さんと方向性(多くは抜歯です)をご相談していただきます。
もう一つ、治療前の検査時に破折が非常に疑わしい場合は患者さんに同意をいただき、歯肉剥離を行い歯根表面を直接確認します。
2つのケースを比較してみてください。
全くう蝕の無い歯であっても破折していることがあります。
また破折の起始部は歯頸部とは限りませんし、どちらのケースもデンタルにはこの程度であれば、まず反映されてこないと思います。
破折の確定は直接見て確認を行います。